今回は「フトアゴヒゲトカゲの魔の3ヶ月」について解説します。
結論から言うと、最初の3ヶ月間は急死しやすい傾向があるので注意しなくてはいけません。
どんなことに注意するべきかを詳しく解説します。
「フトアゴヒゲトカゲを飼っているけど、魔の3ヶ月を上手く乗り越えるにはどうしたらいいの?」と悩む人、実は多いんです。
今回そんな方の飼い方の悩みを解消します。
ぜひ参考にしてください。
フトアゴヒゲトカゲの魔の3ヶ月ってどんなもの?
フトアゴヒゲトカゲの幼体は、生後3ヶ月までが特にデリケートな時期とされ、これを『魔の3ヶ月』と表現します。
この期間中、彼らは急死しやすい傾向があるため、飼育者にとっては慎重な注意が必要です。
一度この難関をクリアすれば、安心感が訪れますが、それまでは様々な要因に気を使わねばなりません。
フトアゴヒゲトカゲは、特に若い段階では免疫力が低く、些細なストレスでも致命的な影響を及ぼすことが少なくありません。
この点で、他の爬虫類と比べて、彼らの飼育にはより細心の注意が必要と言えるでしょう。
元々が虚弱体質の場合もある
フトアゴヒゲトカゲは、爬虫類の一種です。爬虫類は通常、多産で一度に多くの子供を産むことが一般的です。そのため、虚弱な個体も混じることがあります。
ですから、ペットとして選ぶ際には、健康で丈夫な個体を選ぶことが重要です。
新しい家族を迎え入れる前に、健康と幸福を確保するために、専門家と相談することもおすすめです。
ペットの世話をする責任は重大で、適切な知識とケアが必要です。
丈夫な個体を選ぶポイントは、
元気な目つき
良好な食欲
活発な動き
です。
これらの特徴を見るだけでも、強く生き抜く可能性の高い個体を見分けることができます。飼育時に魔の3ヶ月を成功裏に乗り越えるために、注意深く選択しましょう。
環境の変化に敏感な幼少期
フトアゴヒゲトカゲ、特に幼少期は環境変化に弱い生き物。
従って、飼う前に適切な準備を行い、ストレスの少ない飼育環境を提供することが大事です。
ケージのサイズについては、フトアゴヒゲトカゲが歩き回るためには、その体のサイズよりもかなり大きなものが必要です。
また、変温動物であり、自己体温調整ができないため、エアコンの利用ができる部屋にケージを配置することがおすすめです。そうすることで、温度の調整がしやすくなります。
したがって、フトアゴヒゲトカゲの飼育環境を整える際には、これらの要点を考慮することが重要です。適切なケージと温度設定は幸福と健康に直結します。
生後3ヶ月でなりやすい病気
フトアゴヒゲトカゲを飼育する場合、特に魔の3ヶ月の期間には、注意すべき健康リスクが存在します。この期間中、フトアゴヒゲトカゲはいくつかの病気にかかりやすいです。
最初に挙げられるのは、くる病です。
くる病は、骨が軟化する原因としてカルシウム不足が関与しており、骨が弱くなり、けいれんを引き起こすことがあります。
予防には単にカルシウムを摂取するだけでなく、体内でカルシウムを効果的に吸収するためにビタミンDを摂取する必要があります。これは日光浴などで得られます。
また、幼少期には誤飲や脱水といった命にかかわるリスクがあります。
誤飲はフトアゴヒゲトカゲが自身の排泄物を誤って摂取し、窒息することにつながります。
脱水は、この種の爬虫類の視覚が限られているため、水を認識できず、水分を適切に摂取できないことによるものです。
したがって、幼少期にはこれらの健康リスクに留意し、適切なケアを提供することが重要です。
魔の3ヶ月を超えたその後の寿命はどのくらい?
フトアゴヒゲトカゲが魔の3ヶ月を越えると、その後の寿命はどれくらいなのでしょうか。
平均寿命は約7年と言われていますが、個体差や生育環境によって10年以上生きることも珍しくありません。
大切に飼育すれば、長く一緒に過ごすことができるでしょう。
この後、重要な知識をお伝えします。
寿命を少しでも伸ばすポイント
5つ解説します。
スキンシップを取りすぎない
フトアゴヒゲトカゲとの友情を築きたいと願っても、無理に過度なスキンシップを求めるのは避けましょう。
なぜなら、これはフトアゴヒゲトカゲにとってストレスを引き起こす可能性があるからです。
代わりに、スキンシップを楽しむ際には、フトアゴヒゲトカゲの気持ちと行動に注意を払い、適度な距離を保つようにしましょう。
その結果、お互いに快適な関係を築くことができ、フトアゴヒゲトカゲの幸福感を損なうことなく、共に過ごすことができるでしょう。
水やりの徹底
最初に、3ヶ月以上の時間が経過しても、体液不足には十分に気を付けることが重要です。
これを実現するために、水分補給を積極的に行うことが大切です。
温浴
温浴は健康に重要な要素です。
このリラックスした瞬間は体内の新陳代謝を促進し、水分補給にも一役買います。
エサの管理
フトアゴヒゲトカゲは、栄養のバランスが欠如すると、容易に肥満に陥り、これが寿命の減少につながります。
したがって、昆虫などのたんぱく質を補充し、同時に野菜を適切に提供することで、栄養をバランスよく摂取させる必要があります。
このような注意を払うことによって、フトアゴヒゲトカゲの健康状態を保つことができます。
動物病院を調べておく
忘れてはいけないのが、動物病院をしらべておくこと!
爬虫類を治療してくれる動物病院は希少で、場所によっては遠くてアクセスが難しいこともあります。
緊急の際に探し始めると、バタバタして混乱します。
そのため、事前に適切な病院を見つけておくことが重要です。
専門の病院を見つけることは飼い主としての責任です。
爬虫類を飼っている方々にとって、信頼性のある爬虫類病院を探し出して、緊急のケースに備えておくことが最良の選択と言えるでしょう。
まとめ
ここまで見てきたように、最初の3ヶ月間は注意して育てなくてはいけません。
寿命を延ばすポイントは
水やりの徹底
温浴
エサの管理
動物病院を調べておく
でしたね。
本記事を参考に少しでも長くフトアゴヒゲトカゲと一緒にいられることを願っています。
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