今回は「亀にとってストレスになる行動」について解説します。
結論から言うと、触りすぎたり無理に引っ張るなどはNGです。
「亀が可愛いくていつも触れ合っているけど、知らずの内にストレスを与えてないかな?」と悩む人、実は多いんです。
今回そんな方の悩みを解消します。
ぜひ参考にしてください。
亀がストレスを感じる4つの行動!
スキンシップをしすぎる
亀への接し方について、大切なことがあります。
亀を撫でたり遊ぼうとするのは自然なことですが、長時間の触れ合いは彼らにとってストレスとなり得ます。
恋人同士でも、適度な距離を保つことが重要ですよね。
亀が嫌がって逃げる場合、無理に追いかけたりスキンシップを試みないでください。
相手の気持ちを尊重し、亀との関係をより健康的に築くよう努力しましょう。
尻尾を掴んで引っ張る
亀のしっぽをなでるのは問題ありませんが、引っ張ったり掴んだりすることは避けましょう。人間が宙づりにされると不安を感じますし、亀も同様です。
さらに、亀のしっぽを掴んで持ち上げると、亀の体重がしっぽにかかり、痛みとストレスを引き起こします。
また、亀のしっぽを振り回したりといった行動は絶対にやめましょう。
手足や頭を無理に出す
亀の身体の一部を無理に引き出すことは厳禁です。
多くの人がヤドカリが貝から出てくるように、亀も甲羅を脱げると考えがちですが、亀の甲羅は人間の爪のように硬くなった皮膚で覆われており、手足は甲羅に密着しています。
そのため、無理に亀の手足を引き出すのは、無理やり皮膚を引き剥がそうとすることと同義です。
この行為は亀にとって苦痛であり、過度のストレスを与えます。したがって、避けるべきです。
わざと仰向けにする
わざと仰向けにするのはやめましょう。
亀を逆さにすることは、亀がその状態から元に戻るのが難しいことが知られています。通常、亀は逆さになるとじたばたして自力で元に戻りますが、高い甲羅を持つ亀は自力で戻すことが難しいこともあります。
実際、他の亀の助けを借りて元に戻ることもあります。亀は賢い生き物で、仲間のピンチを理解しています。
このため、亀は自ら意図的に逆さになることはありません。通常、彼らは不安定な場所を歩いている間にバランスを崩して逆さになることがあります。
しかしながら、亀をわざと逆さにさせることは、彼らにストレスを与えることになります。
したがって、スキンシップや遊びのつもりで、無理に亀を逆さにさせることは避けるべきです。
亀がストレスを感じてしまう環境は?
気温や水温が不適切
カメの元気がない場合、まず水温を確認してください。カメは25度以上の水温で活動するのが最適とされています。
掃除の際にヒーターを切ったままで水温が24度未満の水槽にカメを戻すと、体温が下がり、動けなくなる苦しい状態に陥ります。
25度~32度の温かい水槽にカメを移し、体温が上昇し、体力が回復すると元気を取り戻します。
水槽にカメを戻す際には、ヒーターで温められた水槽にしっかりと戻すことが重要です。
運動不足で太る
びっくりですが、運動不足で太ると亀はストレスを感じます。
亀はゆっくりと動く生き物で、運動不足が問題とされないかもしれません。しかし亀にも運動は必要。
部屋で自由に動ける場合、それほど心配は不要です。
しかし、狭いスペースで飼育している場合、特に一人暮らしの人は慎重であるべきです。
人間が運動不足でメタボリック症候群に陥るように、亀も脂肪が蓄積すると運動が制限され、ストレスと病気のリスクが高まります。
したがって、定期的な散歩や広い水槽を提供することが大切です。また、亀が食べ過ぎないように、餌の過剰給餌にも気をつけましょう。食べ残しは水槽の汚れの原因となります。
水槽内の汚れ
水槽の清潔さは亀にとって極めて重要です。
汚れた水槽では亀がストレスを感じ、病気のリスクが高まります。
どんな生物も、住む場所が不衛生であると、有害な細菌が繁殖し、快適さは感じられません。
そのため、水槽の水を定期的に交換し、同時に水槽全体を徹底的に掃除することが必要です。
※水槽の清潔は重要です。定期的な水替えだけでなく、水槽とその部品の清掃も必要!
汚い水は亀の健康に悪影響を及ぼします。
亀は汚い水を飲まないので脱水症状を引き起こす可能性があるんです。
亀のストレスを軽減するために、清潔な環境を維持しましょう。
亀を飼っていた時の私の失敗談
中学生の頃、私は亀を飼っていました。当時、亀は私にとって最高の友達で、そのかわいらしさに心を奪われていました。
しかし、私は亀に対して、知らずにストレスを与えてしまい今でも後悔しています。
私は水槽の水を頻繁に交換し、水槽の掃除もして清潔に保つことには気を遣っていました。
もちろん亀の健康を考えて、それは正しいことだったと思います。
でも、問題は私が遊んだときに亀に与えたストレスです。
亀が可愛いからといって、頻繁に取ってスキンシップを楽しむことがありました。私は反応を見て微笑んでいました。
しかし、わざと亀を仰向けにして、自力で戻るかどうかを観察し、笑いながら楽しんでいたことを思い出します。
当時は単なる遊びだと思っていましたが、今思えば、これは亀にとって非常にストレスのかかることだったに違いありませんよね。
もしも、今後亀を飼っている子供や知り合いがいたら、亀にとってストレスにならない飼い方を教える機会を作ろうと思っています。
亀は魅力的で愛らしい生き物ですが、その特性や必要なケアを理解し、大事に扱うことが大切です。
私の過去の経験から、亀たちに正しく理想的な愛情や接し方を学んでもらえると嬉しいです。
まとめ
「亀にとってストレスになる行動」について解説してきました。
ストレスになるのは、
尻尾を掴んで引っ張る
手足や頭を無理に出す
わざと仰向けにする
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